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【なんだか分かる?】ある「目の錯覚」広告のアイディアが秀逸 / 気付けばアハ! その後に胸がジーン

素晴らしい広告は国境を越える。地図上に引かれた線をひとっ飛びに超えて、見る者の心をグッとつかむ。これからご紹介するのもそんな広告だ。

デザインの美しさだけでなく、一種の「目の錯覚」を利用したアイディアが秀逸。パッと見ただけでは、なにを訴えているか分からないかもしれないが、気付けば……アハ! そして胸がジーンと熱くなるのだ。

・見つめあう人々&そこに隠されたもの

暗闇の中で、見つめあう人々。背後から照らされる光で、誰もが慈愛に満ちた表情を浮かべていることが分かる。男女、親子、子供同士の3パターンあるが、一体なにを表現しているのだろうか?

例えば、親子が見つめあっている1枚。両親であろう男女が、赤ちゃんを愛おしそうに見つめている。1番上に母親がいて、真ん中あたりに父親。そして1番下に、仰向けに寝転ぶ赤ちゃんが。

この配置には意味があるのだろうかと、細部ばかりを見てしまうが、少し離れて、家族の向こう側の光に眼をやると……あ! 光の輪郭が、犬の形になっているではないか!!

・里親譲渡会のための広告

これは、インドの動物愛護団体『World For All』がムンバイで行った、家を持たない動物たちの里親譲渡会のための広告。写真家のアモール・ジャドハブさんと、アートディレクターのプラナフ・ビデさんによる作品だ。キャッチコピーは……

「なにかを受け入れる余白があるはずです。里親になって下さい(There’s always room for more. Adopt.)」

……そう。人々の間の “光の余白” を動物の形で表すことで、人間のなかにある余白に、家を持たない動物を受け入れてほしいと訴えかけているようなのだ。

・世界中に影響を与えるはず

この美しいイメージが功を奏し、譲渡会は大成功したもよう。海外サイト『The Dodo』によると、来場者数が昨年の1.5倍増加しただけでなく、1日で42匹もの動物に新たな飼い主が見つかったということだ。

また、ネット上でも注目を集めているこの広告は、インド以外にも影響を与えているはず。世界中、日本中で譲渡会は開かれているので、広告を目にした人が、譲渡会に興味を持ち、動物を新たに保護する可能性だって大いにあるからだ。素晴らしい広告は国境を越えるのだ。

参照元:BehanceWorld For All Animal Care And Adoptions in MumbaiPeta PixelThe Dodo(英語)
執筆:小千谷サチ
Art Work:Pranav Bhide / Behance, used with permission.
Client: World For All
Agency: McCann Worldgroup India, Mumbai
Executive Chairman & Regional ED AP: Prasoon Joshi
National Creative Director: Pradyumna Chauhan
Creative Director: Sharmad Khambekar
Art director: Pranav Bhide
Writer: Pranav Bhide
Writer: Archit Gadiyar
Photographer: Amol Jadhav
Retoucher: Pranav Bhide
Finisher: Nitin Sawant, Nagesh Mithbawkar

▼どれも美しい

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