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【今が旬】「生ししゃも」って食べたことある? 干物と違いすぎてししゃもの概念が変わるぞ!!

攻めた商品を仕入れがちなことで知られる下北沢のオオゼキで、「生ししゃも」が売られているのを見つけた。これまで一度も気にしたことがなかったが、そういえば生のししゃもって、食べたことないかもしれない……えっ? 私だけですか??

不安になった私はその場で友人2名に電話をし、両名から「見たことも食べたこともない」という証言を得た。この段階で3人中3人が生ししゃもを知らないことになるため、少なくとも日本において、同じ境遇の人はそれなりにいるとみていいだろう。

果たして生ししゃもは、我々のよく知る干物のししゃもとは違うのか?

・入っているか否か

ちなみにオオゼキで通話した友人2名は揃って**「生ししゃもには “卵” が入っているのか?」**と尋ねてきた。ししゃもの腹回りをよ〜く観察するも、「確実に入っている」と断言できるほどの膨らみは目視できない。鮮魚コーナーの人に訊いてみた結果……

**「う〜ん、開けてみなきゃ分からないですね」**と言われた。「開ける」という表現がプロっぽくてカッコいいうえ、そのアバウトな空気感から “そう頻繁に入荷するものではない” という雰囲気が感じとれて嬉しくなった。


購入した生ししゃもの腹をさっそく「開けて」みると……


お! 卵、入ってまーす!!!!


・分かんないけどやってく

なお生ししゃもパックの中には卵を持っていない個体(オス?)も含まれていた。有卵と無卵の比率は6:3。世の中には “ししゃものオス・メス見分け名人” とかもいるのだろうか? そう考えると我々ってししゃものコト、何も知らないんだなァ……。

干物と生の比較画像。種類が違うとか色々あるのかもしれないが、にしても存在する世界線が異なるって感じ。言われなきゃししゃもとは分からない。

このようにイキイキとしたししゃもを見るのは初めてである。これが ““ 生 ”” か。

**「ウロコや内臓は取るのか?」「塩は振るのか?」**といったあたりが全く不明だったので、もう水洗いだけしてグリルで加熱することに。

この日の購入価格は9匹入りで税込715円だった。干物の2倍くらいする計算だが、干物の多くが外国産のししゃもを使用しているのに対し、この ““ 生 ”” は北海道産だ。だったら2倍もうなずける気がする。

普通にコンガリ焼けました。



・「卵なんて無くてもいい」という境地

干物と生のししゃも断面比較がこちら。

サイズ感はほぼ同じなのだが、卵の量が全然違う。干物のほうが4〜5倍くらい卵が多い。

初めての生ししゃもは、感動するほどおいしかった。

でも、俺たちの知るししゃもとは完全に別モノだった。


生ししゃもの味と食感は『焼きカマス』にかなり近い。しかしカマスよりも味わい深く、川魚みたいな独特のクセもある。干物と比べると骨に強度があるので苦手な人は苦手かもしれないが、物理的には余裕で頭から丸ごといける。内臓もいける。

卵はプチプチしておらず、カレイの卵みたいにしっとり。それより身がマジうまい。この味わいはなかなか無い。噛むほどに味わい深すぎて次第に “甘さ” を感じるほどだ。

確認のため干物のししゃもも食べてみたら、あまりに違いすぎて同じ魚であることに疑惑を抱かずいられなかった。干物ししゃもに “卵を食うもの” という側面が非常に強いことを、今さらになって知る。

そこへきて生ししゃもは、卵を持っていない個体も全然イケる……むしろ卵なんてオマケでしかないと言っても過言ではない。私が「卵は入っているのか?」と尋ねたとき、お店の人は「卵入りをご希望なら干物がいいですよ」ともおっしゃっていたのだが、今となってはあれがいかに愚問だったかよく分かる。有卵か無卵かはさほど重要じゃないもの、それが生ししゃも。

調べたところ日本におけるししゃものシーズンは10月中旬〜11月下旬ごろと、まさにジャスト・ナウであるらしい。都内で取り扱いがある店はあまり多くないのかもしれないが、見つけたら即ゲット推奨! 余裕のある人は北海道へ飛ぶのもアリ!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼これを見て「ししゃも」とは思わなくない?

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