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『ゴジラ-0.0』は一切の事前情報なしで見に行って大正解だったかもしれない / 人間の罪について考え、怪獣の起こす災厄に圧倒される


映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』から3年、敷島が、典子が、そして怪獣王が、再びスクリーンに帰って来た。『ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』として2026年11月3日、ゴジラの日に公開。

マイナスワンから2年後の世界を描く本作では、果たしてどのような展開が待ち受けているのか。館内売店で購入したゴジラ型ドリンクカップホルダーを片手に、さっそくその姿を目に焼き付けてきた。


・予告CMなど、見ずに行っても良いかも

『ゴジラ-1.0』は第96回アカデミー賞でアジア映画初となる視覚効果賞を受賞するなど、世界中で大きな話題を集めた。個人的には前作で奇麗に幕引きしたと感じていたため、わざわざ続きを作らなくても良いのでは……と、正直なところちょっぴり冷めた気持ちがあった。

そんな思いもあって、いまいち気分が乗り切らず。いつもならネタバレ覚悟で事前に情報を仕入れてから見に行く派であるのだが、今回は事前情報を一切入れずに映画館へ向かうこととなった。なんなら公開されている予告CMすら、ろくに見ないまま足を運んだほどだ。

しかし、それが完全に功を奏した。開始直後からまあ、面白いのなんの。**「怪獣映画はこうでなくっちゃ!」**と膝を打つ展開に、一気に引き込まれてしまった。

公開初日に見に行った友人からは、客席が家族連れや老若男女で埋め尽くされていたと聞いた。記者にとっては図らずも、「ゴジラ映画を観る楽しさ」を久しぶりに思い出させてくれる劇場体験となったのだ。

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・はじめてゴジラを見る人でも大丈夫

そうして見始めた物語には、前作以上のメッセージが詰め込まれているように感じた。特に素晴らしいと感じたのは、人間が起こした悪と、怪獣が巻き起こす災厄とを明確に分けて表現している点だ。

長い怪獣映画の歴史の中では、すべての原因を怪獣に押し付けるような描写がなされることもある。ストーリー展開上致し方ない面もあるのだろうが、本作では人間のエゴや過ちは人間側の問題として、怪獣がもたらす脅威とは区別して描いていたところが非常に良かった。

また長いものに巻かれず(いや、ある意味一部巻かれていたかもしれない)、どこにもおもねらない姿勢が随所に見られ、アカデミー賞受賞後にこう来るとはとニヤリとしてしまった。安全圏に逃げず、現実の社会や権威に対する鋭い視線を隠さないところに、またもや「ゴジラ映画はこうでなくっちゃ」と思わされた。

スタッフ陣はもちろんのこと、前作から活躍するお馴染みのキャストも、本作から加わった新キャストも実に良い味を醸し出していた。個人的に本作の推しキャラクターは村上教授で、彼のパートをもっと掘り下げてほしかった、と思えるほどに魅力的。ぜひ彼のスピンオフを作ってほしい。

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ストーリーも破綻なく前作から綺麗に繋がっており、欲を言わせてもらえるならもう少し怪獣シーンに尺を割いてほしかったと思うくらいだ。しかし、ドラマ部分を丁寧に描き切る点も日本ゴジラらしいといえばそうで、これはこれで大いにありだと感じた。

全体として申し分なく、やや極端に映る部分もあったがゴジラ映画としてしっかり成立させつつ、エンターテインメントにできる限界まで意欲的に挑戦している姿勢がひしひしと伝わってくる作品だった。これまでのゴジラを知っている人へのご褒美シーンも多く、それ以外の小ネタも散りばめられていて見ごたえは十分。

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テーマは骨太でありながら、映画としての入り口はどこまでも広く、決して観客を選ぶような堅苦しさはない。つまり気負わず、ふらっと時間ができた時に劇場へ足を運ぶ。そんな楽しみ方にも『ゴジラ-0.0』はきっと、応えてくれることだろう。

前作を知らなくたって大丈夫。**きょうが人生初のゴジラ体験になったって大丈夫。**ゴジラ映画は本来そうやって、いつでも誰でも楽しめて、胸を躍らせてくれるものなのだから。

参考リンク:ゴジラ-0.0
執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.

▼ちょいちょい小ネタが挟んであったし、もう一度見たい

▼面白ポップコーンボックスもあるよ、高い(1万7800円)けれど

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▼ドリンクホルダー(3000円)は買っちゃいました

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