ロケットニュース24

昨日のニュースをいち早くお届けしたい

English

特集

食が細くなった50代記者が、11年ぶりにラーメン二郎に挑んだら「がんばって食うもの」という誤解が解けた

今では普通に使われている**「インスパイア系」**という言葉。この元となっているのはラーメン二郎だ。正式な暖簾分けではなく、そのお店の影響を受けたことを示す言葉で、2000年代中盤から後半にかけて、ネット掲示板等で頻繁に使われ始めた。

当時はデカ盛りが隆盛をきわめ、「デカ盛り = 二郎」と表現されるようになり、ことにラーメン店については、**元祖への敬意を表する意味で「二郎インスパイア系」**と呼ばれていたのである。

振り返ると、ずいぶん長い間、二郎を食ってないなあ~。久々に食ってみっか! ってことで、10年ぶりくらいにその味をたしかめに行ってみた。

・なぜ今まで行かなかったか

私が前回二郎を食べたのはいつだっただろうか? おそらく2015年に「八王子野猿街道店2」で期間限定だった鍋二郎を持ち帰って、屋外で食べたのが最後だった気がする。

以降、新宿の編集部に通っているにもかかわらず、歌舞伎町店・小滝橋通り店に立ち寄ることなく、11年もの歳月が流れた。

利用しなかったのには、いくつか理由がある。そもそも私がラーメンを好んで食べる方ではないこと。それから加齢により、大食いができなくなってきていること。さらには、胆石があるので、積極的に脂ものは食べないようにしていることなどだ。

とはいえ、大食いとはいかないまでも量を食べることもあるし、ラーメンも時々食べるし、脂ものを摂ることだってある。なのに、二郎だけは避けていたかもしれない。

それはきっと、不慣れだとほかのお客さんに迷惑をかけるんじゃないか? という心配があったからだ。その昔は、何となく素人が行ってはいけない店という気がしていた。何か**「試されている」と感じてしまう節があった。また「がんばって食べるもの」**とも認識していた。

それらが理由で足が向かなかったと、ここに告白しよう。ぶっちゃけ行きにくいんですよね。


・完食できるか懸念していたが…

今はどうなのか? 意を決してお店を訪ねることにした。向かったのは小滝橋通り店である。

本当は歌舞伎町店に向かったのだが、水曜不定休で休み。西武新宿線を跨いでこちらのお店にやってきたのだった。入店すると、客は私1人。12時半なのに結構空いてる。結局帰るまでに、あと2人来ただけだったので、この日はたまたま空いていたのかも。

さて券売機を見て、オーダーの仕方を思い出した。二郎は普通サイズがめちゃくちゃ多いんじゃなかったかな? 「小」で十分だったはず。ところがこのお店には「小」はなく、普通・大盛・特盛の3サイズ。おそらく最小と思われるラーメン(税込1000円)を頼むことに。


それで「マシマシ」とか言うんだっけ? 食券を出すとお店の人が「トッピングどうされます?」というので、カウンターの案内に従って、「全部普通」で頼んだ。今はマシマシとか言わないんだね。お店によるのか? 少なくともここは少なめと多めのみだった。


待つこと約10分、麺が太いから茹で上がるのに時間がかかるんだったな。久しぶりに見る二郎の迫力はハンパではない。普通盛りでこれだものなあ、さすが二郎。

対面して初回訪問を完全に思い出したよ。どこから手をつけていいかわからない、あの時もそう思ったんだった。美味そうよりも、どう攻略すべきか? が頭をよぎった。


それにしても分厚いチャーシューだ。箸で持つと今にも崩れそうなほど柔らかい。普通ラーメンでこれなら、ぶた入りやぶた入りダブルは、さらに肉々しいんだろうなあ。


野菜の普通でこの量。いまさら完食できるのか心配になってきた……。


麺を持ち上げると、極太麺が器の中で暴れる。そうだった、これを “ワシワシ” 食うのが二郎だったな。食べているときの顎よりも、箸で麺をつかむその手の方が疲れるんだったな。暴れ回るので、上手くつかめない。


食べ始めると、意外なほどアッサリ。そうそう、こってりしたイメージが強いけど、味は結構アッサリとしていて、それに背脂とかニンニクを追加することによって、自分好みに味をパワーアップさせるんだったな。全部普通だと元のアッサリ感の方が強く、もたれるようなことはない。モヤシも多いので、見た目よりも味は軽い。

全部食えるかな~、このまま食い進めて大丈夫かな~。なんてことを考えながら、麺をすすり続けていたら、いつの間にか完食していた。

あらら、50代でも全然いけました。久しぶりに食べると美味しいね。改めて二郎を体験してみて、昔のように「がんばって食べるもの」というイメージが間違いだったことにいまさら気づいた。「気づいたら完食しているもの」、それが今日訪ねて気づいた二郎の本来の姿かも。

そんなわけで、歳と共に食が細くなっているだろう、同世代の皆さん。意外と二郎は平気で食えるので、足が遠のいている人は、今一度たしかめて頂きたい。結構食えるはず。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ラーメン二郎 小滝橋通り店
住所 東京都新宿区西新宿7-5-5 1F
時間 11:00~23:00 日曜11:00~22:00
定休日 元日

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

関連記事

Powered by logly lift

今日の人気記事

  1. 【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2164話目「新設、トラップ部隊㊳」
  2. 【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2163話目「新設、トラップ部隊㊲」
  3. 【エッセイ】鎌倉の小さな喫茶店で耳にした、久しぶりに聞く別れの挨拶「さようなら」 / それは日常の境界線
  4. 神保町にオープンした「博多うどんウエスト」に行ったら、初心者にドンピシャなメニューを見つけてしまった
  5. あれだけ毛嫌いしていた「LUUP」のサブスクに加入、お得になった金額を計算したら…「え? これだけ?」
  6. 【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2162話目「新設、トラップ部隊㊱」
  7. 極論! 根本的解決を図るマッサージ師! 四コマサボタージュFB第125回「背中を強めに…」
  8. 【穴場】池袋に潜むモンゴル料理店「老綏元」のランチが安すぎる! 定食580円からでサラダ & スープ付き / 本場の塩ミルクティーも
  9. 【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2161話目「新設、トラップ部隊㉟」
  10. 【立ち食いそば放浪記405】昭和レトロな商店街に高コスパ鴨そば屋が隠れてた! B級鴨グルメ専門店『鴨いち』が人情の味

© ロケットニュース24 / SOCIO CORPORATION

Powered by WordPress VIP

[AD]